シャトー・クレール・ミロン1993ボルドー・ポイヤック第5級
混じりけのない暗めのルビーから紫色の、出来のよいミディアムボディのワイン。
クレール=ミロンの1993年ものには典型的なブラックカラントと雑草のようなタバコの香りがある。
多少タンニンが多いが、このヴィンテージに見られがちな収斂(しゆうれん)味や青物の特徴はない。
あと10年から12年、魅力的なビロードの舌触りと驚くほどすばらしい味わいが楽しめるだろう。
最終試飲月:97年1月
講談社 『BORDEAUX ボルドー 第3版』
シャトー・クレール=ミロン Chateau Clerc-Milon
第五級
クレール=ミロンは、フィリピンヌ・ロートシルトのもうひとつのブドウ園である。
1970年から彼女のものとなっている。
シャトーはないが、畑はムートン=ロートシルトとラフィット=ロートシルトに隣接する絶好の位置にあり、また、静かなポイヤックの町を見下ろす巨大な石油精製プラントにも隣り合わせている。
1985年まで、ここのワインは軽くて特徴に欠けるものだったが、最近のヴィンテージは、みずみずしい果実味と、たっぷりとした新樽の香りを備え、深みが増し、味わいにも広がりが出てきた。
彼女の所有するほかの畑のワインに比べて、クレール=ミロンは最も外向的で、若いうちから飲みやすい。
講談社 『BORDEAUX ボルドー 第3版』
定温管理,定温コンテナ輸入